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- 2026/01/22(木) 07:10:04|
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*ヴィンセント×ギルバート
*G・V20歳前後(弱い兄と病んでる弟)
僕等は交わってはいけない共同体
【Contraindication】
ex.『常識』
自分にとって最も下らない意味の無い言葉だ。
凸凹の個人を並べて適当に切り揃えた数値そのものは現実に存在しない。
だからその平均に個人を当て嵌め様とした所でそれは意味を持たない。
それは個人を計る為の物では無く集団をまとめる時に使うものだ。
だから僕には関係ない。
ex.『同性愛-近親相姦』
これは特に思う事が無い。
自分はゲイでもないし、例え兄を愛していたとて後指差される筋合いは無い。
望まれれば女だって抱く事が出来る。だから偏見も同情も何も無い。
自分は兄が兄たる存在であるから愛しているのであって、他に兄弟がいたら
違う結論を出しているかも知れないからだ。
【contraindication】
先日兄さんが死にかけた。
またしても僕から兄さんを奪おうという人物が現れたようだった。彼は何とか生きていたけど、彼を殺そうとした人物を生かしておく事は出来ない。
「ギル、汗が…」
ベッドの上で胸の辺りを押さえる彼の顔は蒼白だった。
危機は脱したものの完全な健康体にはまだほど遠い様子で彼は臥せっている。静かな夜に、彼の少し早い呼吸だけは止む事が無い。
「…すまん」
「これくらい、ギルに昔よくしてもらってた」
「…そう、か?」
「あぁ、うん。ギルはいつも優しいから…気にしないで」
つい。という言葉では済まされない。過去を知られる事は僕にとっても、きっと彼にとっても不幸な事だ。彼の汗を吸ったタオルを水入れに浸して絞る。広げたタオルを彼の額に乗せて、その頬を撫でた。
「犯人を殺したい?」
「そう…いや、…だがな…」
「躊躇う必要何か無いでしょう?そいつは他の『兄弟』も殺してる」
「ああ…分かってる」
いつも以上に力の無い『殺し』への返答。
彼は何時も迷っている。正しい事を間違ってはいないかと常に疑っているのだ。決して気が弱い訳ではない。正常な理性が有るからこその弱いという印象。
「僕がやるから安心して?」
「それは…」
片腕をベッドに突いて重心を預ける。
顔を近づけるときつく目を閉じてしまったその目蓋にキスを落とした。
「ねぇギル、ギルはもう少し自分に優しくしないといけないよ」
沈んだ枕の上から不安に揺れる瞳が見上げて来た。彼を苦しめる奴は許せないけど、彼の苦しむ表情は愛おしい。頬をなぞった手が徐々に首筋へと下り衣服から覗く鎖骨へと辿り着く。不謹慎だろうが、病床に臥せる彼はとても艶が有ると思う。
「僕にはもう正常な理性なんか無いんだから」
「ヴィンス…そんな事は、」
「無いなんて事、無いんだよ」
にっこり笑った僕に、彼は一層哀しそうな表情をした。
そんな彼の気持ちを置いてその身体の上へと影を落とす。
「ねぇ言って?僕にヤッて欲しいって」
「いや…駄目だ、それは…出来ない」
彼は頭(かぶり)を振って自分の本心のを否定した。
「あはは、もうホントに優しいんだからギルってば」
純粋に無邪気に笑って唐突に彼の首筋を舐めた。一瞬にして石の様に固くなった彼の腰に腕を回して引き寄せる。力の入った身体は脱力した状態よりも容易くその行為を可能にした。
「ね、お願い。イって?」
「……ッ」
固く緊張した身体はしかし拒んではいなかった。馬乗りになった僕の胸元を掴んで、彼は震える頭を俯かせている。名前を呼ぶと叱られた子供の様にびくりと震えてみせた。
「…た、…ヴィンス…やっぱり、駄目だ」
ほんの一瞬決意しかけた光がふっと消えた。いかにも彼らしい答えだった。
「うん、ごめんね苛めて。ギルは、ギルのままがいいよ」
悪くもないのに申し訳なさそうにしているその顔を抱き込み、優しい声で囁く。
「お詫びにキモチよく、イかせてあげる」
蒼白だった肌が一気に赤みを帯びて熱を放つ。僕の背に回された腕に力が籠もるのを了解と受け取り今度は唇へキスをした。汗でしっとりと濡れた黒髪に指を絡めてもっと深くと彼を求める。自分に優しく出来ない人は周りが甘やかしてやらないといけない。
「…愛してる、兄さん」
彼は僕を愛していないのかも知れない。望んでいないかも知れない。
だけどそれは毒を飲んだかのように苦しい程
『僕は彼を愛していた』
【Contraindication】
彼と分離していまう解毒薬なんて、要らない
*ヴィンセント×ギルバート
*・17-18歳設定
『縛られる』という恍惚を貴方に
【唐草模様】
「おかえり兄さん」
僅かに戸の開いた部屋から弟の声がした。帰宅し、疲れた身体を自室へと運んでいた足が動きを止める。
「ただいまヴィンス」
声を掛けると弟は嬉しそうに笑った。彼は今年で17歳になる。だが彼は何時まで経っても人形遊びを止めないでいた。今も、ベッドの上で可愛らしい縫いぐるみ達を切り刻んでいる。
不思議だった。
母親の様な顔で人形をあやしながら鋭い刃物で突き刺し引き裂く所業。ああして大事そうに抱き抱えているのにその仕打ちは惨いとしか言いようがない。
「兄さん?」
「あぁ、すまない」
首を傾げた弟の声と暗く陰った視界に覚醒する。彼は目の前にいた。この家の人間は皆そうだが、黒い正装を着ている事が多い。だがこの状況で見ると宛ら喪服のようだった。
「ねぇ、今日はどんな仕事だったの?」
手にした人形を抱きしめながら、弟は此方の手を引いて話を促す。仕方ないので部屋のベッドに二人で腰掛け、ご要望の話を聞かせることにした。
「へえ、義父さんについてパーティーへ?」
「ごく小規模なものだけどな」
今回の事は身内ばかりの物で、単なる顔見せだったのだろうと思っている。
「どうだった?好みの女はいた?」
「…女性って言えよ。あまり顔は見てなかったが」
「声は掛けられた?」
「…まぁな」
「触られた?」
「…何だその父親みたいな質問は」
「気になるんだもの。兄さんが汚されたら大変だ」
「挨拶で手を」
実際は腕を回されたのだが、今は触れない方が賢明な気がして濁した。
「へぇ…」
隣に座っていた彼に、ベッドの上の手を重ねられた。
指の一本一本を絡めるように重ねられ、撫でる様な仕草に肩がびくりと震える。
「おい、何して…」
「汚れたみたいだから、綺麗にしてあげるよ」
「な、」
咎めようと持ち上げた手はしっかりと握りしめられ、彼の舌が掌を舐め上げた。全身を泡立つような感覚が走り抜ける。
半信半疑。だが確信めいた予感に身体が熱くなり掴まれた手を引き離す。
「止めろ!」
「どうして?」
何でもない。ただの遊びだ、とでも言っている様な顔をしていた。その穏やかな顔の下に何を隠しているのか。言い知れぬ恐怖心が湧き上る。
「嫌じゃないくせに」
「――ッ!?」
ネクタイを引かれ反った顔に強引に唇が重ねられる。立ち上がった彼が上から体重を掛け、後頭部を抱かれながら押し倒された。髪を縛っていた紺のリボンが解かれるとシーツに髪が広がった。圧し掛かる体重を何とか退けようと手を突っぱね足をもがく。
「――ッ悪ふざけは止よせ!」
「ふざけてないってば。それより兄さん、あんまり暴れると」
弟は自分の長い髪を縛っていたリボンも解き先程の紺のリボンと合わせて持つ。
「縛っちゃうよ?」
「…な、に」
二本のリボンを繋いで見せ笑う。
その顔が再び近づくと首筋に歯を立てられた。痛みに慄えた身体にまた彼は笑った。両手をベッドに縫い付けられ、気付けば手首はリボンでしっかりと括られている。
「抵抗されるとさ、逆に熱くなるものじゃない?」
「あ……ぅ…ッ」
弟の白く長い指が自分の上着を放りシャツの釦を外していく。それを止める事も出来ずにいると、自らの肌が見え始め酷く卑猥な光景になった。晒された肌を掌が這い胸の突起を摘み捏ねる様に弄う。体験した事の無い刺激に思わず声が漏れそうになった。が、シーツに顔を埋めて歯を食いしばり何とか耐えた。
「声、出したらいいのに」
「おれ、は…男だぞ…!」
「うん。知ってるよ」
「きょう、だい…なのに―――」
「うん。だから、愛してる」
「ッアァ!」
口元が油断していた隙に下肢を強く握られ喘いだ。急激に熱が其処へと集中し出し、それを見られまいと身を捩った。目敏く気付いた彼がにこりと笑って耳元にキスをしてくる。
「感じてるの?兄さん」
「ち、違う」
「嘘つくなんて、酷いな」
唾液に濡れた首筋が空気に敏感になる。反論する余地も無く既に流され始めている自分に気が付く。弟がズボンに手を掛け、じわじわと押し寄せる快楽に耐える自分をじっと眺めていた。
全身に愛撫が施されていく。
舌の生温かい感触は全身に回り、性感帯や性器へは直接彼の指が絡みついた。彼からの扱いは存外丁寧で、いっそ部屋中に転がる無残な人形の様に扱われたならこの形容し難い罪悪感は湧かなかったかも知れない。抵抗しなければならないと意識が叫ぶが身体は震えて言う事を聞かなかった。
「……ッア、…ふ…」
今の自分の性器は弟の口の中だ。口淫を施されている其処は先程から卑猥な湿った音をたてている。押し返そうと彼の髪を掴んだ手は、ソコへ押しつけるような形になってしまっていた。掴まれ、吸われ、滑るソコへの出入りが意識を持って行きそうに引っ張っていく。
「う、…あ、あぁ…あつ、い…ンッ」
太腿が落ち着かない。足を閉じようとしても間に入った身体がそれを許さなかった。
「ほら、良くシて欲しいなら足を開かなきゃ」
くすくすと笑う声。自分の抵抗も、彼の言葉も結局は無意味だ。最終的には否応なく両足首を掴まれ押し広げられる。弟に愛撫をされ反応している自分の浅ましさに羞恥で顔が火の様だった。下半身が持ち上がった為、溢れた液体が後ろの孔へと流れつく。すかさず彼はそれを指で掬いくちゅくちゅと音を立てて塗りつける。
「…あ…っ…く、…も…やめ」
「いい加減、もうちょっと可愛い事言ったら?」
こんなに濡らしてるんだから、という言葉と共に不意に指が内部に侵入した。
「――ぃ、あぁッ!」
内臓を圧迫する様な息の詰まる感覚に目が見開く。
生理現象で涙まで流れた。指の一本さえここまで苦しいのかと顔を歪める。中の指は緊張して固くなったソコを解そうと徐々に動き出した。手の自由が利かない事がもどかしく、痺れる太腿をただただ耐えた
「も、いいかな」
「―――ッ!?」
指が抜け一瞬気が緩んだ。
だが直ぐに其処には熱いものが宛がわれ、指とは比べ物にならない質量のものが孔を圧迫し広げる。それは敏感になり過ぎた身体を犯そうと押し入った。
「ひ、…ぃ…ァアッ!!」
弟の性器がぐいと内壁を押し我が物顔で侵入する。濡れて十二分に解かされたそこはいとも容易くそれを許した。
「熱いね…ギルのナカは」
幾分苦しげな声が上から降ってきた。彼の顔からも汗が滴り落ちている。彼は屈んで顔に手を添えて来た。そうして貪る様にキスをして、ゆっくりと動き出す。絡んだ舌の間から淫歪な声が唾液と一緒に流れ出た。
「あ、あ…ッ――ぁあ、ふ…ぅ!」
肌のぶつかり合う音と、荒い息遣いだけが鼓膜を刺激している。
「好き、好きだよ兄さん―」
言葉が聞こえる。だが口は開いてあられも無い声を出すばかりで応えられない。
「あ…ィ、ク…っん!」
「うん、イって?」
彼の動く速さが上がり、片方の手が白濁した液を滴らせる性器を抜き出した。一気に上り詰めらされる。
「ぁ…あ、や……あっ…――ぁああッ!」
「――ッ」
互いの中と腹へ欲を吐きだした。弛緩した身体がベッドに沈む。意識はあったが混濁し、視界はおぼろげになりつつあった。手首の戒めが解かれるのを遠くに感じた。解放され投げ出した手首にはその痕がくっきりと残っている。ぼんやり眺めていると、額に貼り付いた髪をそっと除けられた。
「愛してるんだよ、ギル」
先程までのは虚勢だったのか。何処か陰ったオッドアイが此方を見つめている。
「僕は兄さんしか、愛せないんだから」
(――嗚呼)
この弟は。ヴィンセントという男は、何と愚かな生き物かと思った。その生き物を受け入れた自分はそれ以上の愚か者だとも。未だに痺れの残る腕を持ち上げる。呆けた様な顔をしたその男の首に手を回した。そうして引き寄せれば彼は素直に身体を預けて来る。眠りに落ちる寸前、肩口にその頭を抱きながら、その耳元に囁いた。
「 」
哀れな弟に、愚かな兄は優しく残酷な嘘をつく。
あの人形の様に壊れてしまえば、貴方も私も楽だったのに。
【アラベスク】