*オズ×ギルバート×オズ
【青桜】
「ねぇ、舐めて?」
シャツだけを羽織り素足を差し出せば、恭しく受け取る大きな手。昼間無邪気な笑顔を見せる少年は今や甘露のような淫靡たる顔で男を誘う。
まだ明るい時間。
屋敷では多くの人が動き活動している時間。寝室の隣の部屋にだって何人が居るか知れない。だがそれも主人と従者という両者が居れば関係ない事。主人が命ずれば嬉々として従うのが従者である。
「何なりと、どうぞ」
主人である少年より幾分も背の高い黒髪の青年は、恭しくその足に手を添える。そうしてほっそりとした白いふくらはぎを片手で支えながらその足の甲に唇を寄せた。満足気に微笑む主人の前で、その指先を1本1本丁寧に口に食んでいく。全ての指先がしとどに濡れると、すっとその足が引かれる。
「…オズ?」
「もういいよ。次、どうしようかな」
「ドM」
くすくすと嗤う形の良い唇が、翡翠の瞳と金の髪が近づいた。目が合った瞬間に軽く唇が触れ合い、直ぐに離れてしまう。
「欲しかったら自分から来なよ」
「お前、絶対怒るだろう」
「どうかな。でも…お仕置きされる為にするんだろ?だったら、」
「――うぉッ!」
ネクタイを引っ張られ、オズの背がベッドに。ギルバートが彼の上に倒れる。 眉を寄せて目を開いたその目前で、主人が誘うように唇を舐めた。
「やっちゃった方が、お前としても得じゃない?」
「…知らんぞ」
瞳にまだ迷いがあったが頬を両手で包み深く口付けられる。口内に熱が入り込み、舌から歯茎に至るまで愛撫をされた。
「――ッ」
舌にばかり集中していて不意を突かれた。無防備だった両足へ伸びた手が内股を撫で、その奥の付け根まで攻めてくる。本来と年の近い筈の身体は時が止まったまま幼い。握りこまれた性器が僅かに規律を始めゆるゆると動かされれば次第に濡れた。白い肌が徐々に赤みを帯びて、主人の身体が悦んでいる事に安堵する。
男としての愉悦を覚え少しからかいの心が生まれた。
「気持ちいいですか?」
「…っ何だその話しか、た」
「貴方が主人ですから。して欲しい事を仰って頂いて良いのですよ」
「勝手に、しろ…」
彼も口元が緩んでいる。だが此方の遊びには付き合ってはくれないようだ。少々惜しいが、許可をもらった。それだけで従者としての心は満たされる。自らも汗で湿った黒髪をかき上げシャツを脱いだ。掌の中で濡れ始めた性器から手を離し精液に濡れた指を下の穴へ当てがう。
「ん、…気持ち、悪い…ッ」
「直ぐに悦くなる」
湿った嫌な音を立てて指がゆっくりと胎内へ沈んでいく。熱い内壁がきつく侵入した異物を締め付けた。
一本が入りきるとゆっくりとピストン運動を開始する。苦しげな声を漏らす主人の頬に優しくキスをしながら作業を続けた。十分に解れたと思った所でずるりと指を抜き出す。
「オズ」
「…訊く…なよ、頼むから」
「分かった」
自の起立した性器を濡れたそこへと押し当て進める。小さな身体の中に沈むそれは痛々しい光景だった。指とは比較にならない質量に、当然の如く主の顔は苦痛に歪んだ。
「…アァッ!いた、い―!」
エメラルドの瞳が涙に濡れ、目尻に溜まったそれが綺麗に一筋頬を伝う。歯を食いしばり、震える指がギルバートの腕を掴んだ。普段の虚勢は影もなく目の前にはただ大人に縋る子供の姿しかない。
(だがそう言うと、俺は犯罪者だが)
犯している身体を愛おしく抱き寄せより深く貫く。筋肉を硬直させた身体から力を抜けさせるように優しいキスをした。
「あぁ…ギル、…ぎ、る…うッ」
「オズ…」
痛みが和らぎ快楽が勝ったらしい。
何度も何度も最奥を突かれた体は小刻みに震えだし一層強くナカを締めた。限界が近いと背中に回されたオズの手が訴える。爪を立てられるが、その小さな痛みは今の自分には喜びにしかならなかった。
「…ッあ、ひ…ぁあ―ッ!!」
「く、ぅ」
大きく痙攣する身体。それは直ぐに力が抜け、糸の切れた人形のように崩れた。身体をは離すとごぷりと其処から白濁とした液体も一緒に零れ落ちる。大きく胸を上下させ、目蓋を伏せる主人を見やる。
「…オズ?」
「大丈夫だから…眠たいんだよ」
「あぁ、ゆっくり休んでくれ」
「じっくりお仕置きを考えてやるから、楽しみにしてろよ」
「あ、あぁ…分かったよ」
ふっと柔らかく微笑んでオズは再び目蓋を閉じた。
「全く、敵わないなお前には」
無邪気に遊んでいた昔とあまり変わらないその性格。だが今この愉悦を知った彼はかつてとは違う魅力で惹きつけてやまない。自らも彼の横に並び目蓋を閉じた。
【青桜】
それは花を散らして尚再び可憐に咲く桜の如く
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- 2011/06/24(金) 21:17:00|
- その他CP|
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