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- 2026/01/22(木) 07:09:17|
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*ヴィンセント×ギルバート
*
私達は双子ではありません。
けれど、確かに血を分けた兄弟です。
だから、離れたら生きて行けないのです。
【Gemini】
「…ぁ、ぐッ!」
喘ぐ兄の首を絞める。
後ろに反った彼の首に血管が浮き上がり、徐々に白くなる彼の顔。
きつく締まる、彼のナカ。
「気持ちイイの?兄さん」
身体の下で悶える兄を見下ろし嗤う。
もう何度目かも分からない行為で身体もベッドも汗と精液でぐちゃぐちゃだ。
(明日の洗濯は大変かもしれないね)
そんな思考の間にも彼の兄は黒髪と白い顔でオセロの様になっている。
死んでは困るので少しだけ力を緩めてみる。
するとカクンと身体の力が抜け、肺いっぱいに酸素を取り入れようとして喘いだ。
胸の突起を舐めて舌で濡らして白い首筋に歯を立てれば面白い様に兄の身体は悦びに震えた。
『苦痛』は甘い果実だ。
痛くするほど身体は喜びナカを濡らす。
本人の意思など関係無い。
(彼の意思に反してるとも思わないが)
「身体って、素直だよね。兄さん」
「…っ、・・いた、い…」
「そりゃ、痛くしてるんだもの。でも」
「兄さんスキでしょ?こういうの」
横に首を振った彼の鎖骨に噛みついた。
素直じゃないんだから。
薄い皮膚が裂けて真っ赤な液体がつうと流れてシーツに落ちる。
じわっと染みが広がる様は快楽の満ち引きのようだと思った。
再び指先に力を込めてみる。
不意に循環を止められた彼は呻き声だけを漏らして瞳に涙を溜めた。
その姿は酷く官能的で美しく映った。
ヒトの死に際は美しいのかもしれない。
このまま殺してしまおうか?
そんな考えが脳裏を過ぎった。
それは、いい提案かも知れない。
綺麗なまま彼が死んで自分も死んで誰も居ない誰も邪魔しない所で一つでいられたらきっと幸せだ。
でも、
「兄さんは、どうかな・・・・」
何となく、聞きたくない気がした。
キスをして僅かな息をも途絶えさせる。
彼の最奥を突き上げ解放を促した。
律動にスプリングがぎしぎしと鳴く。
「―ッ・・・う、・・・ぁあ”あッ!」
果てる瞬間、遮るものを全て解放する。
悲鳴のような声を上げて彼はベッドに沈み込んだ。
自分も乱れた長い髪を掻きあげ、彼のナカからずるりと自身を取り出しその横に倒れた。
隣に顔を向けると、兄の白くなっていた顔は赤みを取り戻していた。
ただしその眼は閉じたまま開かない。
「死んじゃった?」
無論、意識を飛ばしただけなのは解っている。
自分の戯言にくすくすと笑いながらシーツを被り、緩やかに上下する胸に頬を寄せた。
「おやすみ、ギルバート」
良い夢を。
【Gemini】